PTAのIT活用事例(世田谷区)

世田谷区立城山小学校PTAでの、PTAのIT化の事例をご紹介します。

現在、城山小学校PTAでは、2020年3月のコロナウイルスによる休校に伴い、PTAのIT化をスピーディに推進しています。同校PTAでは、コロナウイルスと関係なく、2019年度に「時間と場所の拘束を受けないオンライン活動をメインとした新しい活動モデル」として「IT推進委員会」を設置し、1年かけて「PTA活動コスト削減を目的としたIT活用の調査、検討」を行なっていました。そして、2020年度は前年度調査結果を踏まえたIT化を実施する予定でした。

また、これとは別に、「PTA活動の最適化」を検討する任意プロジェクト「やさしいPTA」も実施されており、そこでも「IT化」が一つの施策として議論されていました。

このように「PTAのIT活用」に対するゴールイメージを持った2チームが存在していたこともあり、2020年3月の休校のタイミングに、この2チーム「IT推進委員会」と「やさしいPTA」の協力を得ることで、IT化を前倒し実施することができました。

2020年3月以降に実施した主なIT推進施策と利用サービスは以下になります。

  1. PTAサイトの作成(Google Sitesを利用。現在はWordPress.comに移行)
  2. PTA連絡アプリの検証、構築、導入(BANDを利用、現在の加入率は約89%)
  3. 2019年度PTA総会、運営委員会の書面開催のオンライン活用(Google Formsを利用)
  4. 縮小開催となった卒業式の中継と撮影(BANDMicrosoft OneDriveを利用。卒業生数の約63%が視聴)
  5. オンラインを用いたPTA入会(Google Formsを利用)
  6. 休校中の情報発信(BANDWordPress.comを利用)
  7. 2020年度PTA総会のオンライン実施(BANDを利用)

現在は休校延長に対する子どもたちのフォローとして、オンライン会議システムの活用検討チームを設立し、PTA独自でのオンライン施策を企画中です。

また、IT化に伴う懸念として挙げられる「個人情報の取り扱い」に対しては、セキュリティを最大限に担保しつつ、リスク対策として今年度から「個人情報漏えい補償」の保険をPTAとして契約する予定です。

以上が、2020年5月現在での城山小学校PTAで行なっているIT推進の事例です。

PTA会長は、「引き続き、社会やライフスタイルの変化、IT技術の進歩に柔軟に対応しながら、今を生きる私たちが子供たちのために『できることを考えて、できる範囲で活動できる』やさしいPTAを『無理ない範囲』で目指していければと考えています。」とおっしゃっていました。

本事例は、PTA におけるIT活用の先進的なケースだと思いますが、目指すPTAのイメージが明確だったこともスピーディな実施に繋がったと言えそうです。